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2009年1月

定額給付金の迷走はいつまで?麻生さん?

給付金に所得制限を検討 与謝野経財相が民放で発言

11/01 14:07

 与謝野馨経済財政担当相は1日、民放番組に出演し、追加経済対策に盛り込んだ生活

支援のための総額2兆円の定額給付金について「高い所得階層にお金を配るのは変だ。

生活支援が必要な層に配らないといけない」と述べ、給付対象に所得制限を設ける考え

を示した。しかし事務手続きが煩雑になるなど実現に向けた課題は多い。

政府は全世帯を対象とする方針だが、経財相は「(世帯年収が)3000万円の人に支払う

とばらまきといわれかねない」と指摘。高額所得者を対象から除外すべきだと強調した。

具体的な所得制限額は「1000万円という人もいるし、800万円という人もいる」と話すに

とどめた。

麻生太郎首相は全世帯の給付金支給を前提に「4人家族で6万円程度」と説明していた。

社説

定額給付金 混乱の種をばらまくのか

こんな訳の分からない制度では批判と混乱を招くだけだろう。景気浮揚につながるはずもない。もはやご破算

にするしかない。

所得制限をするか否かをめぐり迷走を重ねていた定額給付金の支給方法について自民、公明の両与党が合

意した。総額二兆円を充てる追加経済対策の柱だ。しかし合意の中身はお粗末極まりない。

単年度限りで「ばらまき」の色が濃い給付金が景気刺激策になるか疑わしい。私たちはこう指摘してきた。今

回の合意でこの疑念は一層深まった。焦点だった所得制限の判断を交付窓口となる市町村に委ねることとし、

与党の責任を放棄してしまったからだ。

与党では制限を設ける場合の年間所得の下限を千八百万円とした。同時に制限するかどうか、さらに制限する

際に世帯主の所得で線を引くのか、世帯全体の所得を基準とするかについても市町村に任せることにした。

所得制限を実施すれば窓口事務は煩雑になる。自治体側は難色を示していた。一方、制限を完全に外せば政

府、与党への「ばらまき」批判が避けられない。自治体への「丸投げ」を決めた背景にはこんな事情がある。こ

れはまさにごまかしだ。

だが、麻生太郎首相は市町村に判断を委ねることについて「全然現場は混乱しない。自治体が自分で決める

から公平性も全然問題ない」と述べ、自治体側の反発など知らぬ顔だ。

景気対策の根幹には、国民の暮らしを守る政治に対する社会の信頼がなければならない。それなのに与党は

給付金のポイントともいえる所得制限について枠を示すことしかできなかった。

この点だけでも定額給付金は経済対策に値しない。景気悪化の中で巨費を使うならもっと精緻(せいち)な議

論が要る。

定額給付金をめぐる迷走は、景気対策の在り方にとどまらない深刻な問題も提起した。歯止めが掛からない政

治の劣化である。

定額給付金は総合経済対策に盛られた定額減税が姿を変えたものだ。「減税」でさえ、自民党内でも景気刺

激効果に疑問が出ていた。それが「ばらまき」の性格をさらに強めた交付金に衣替えし、制度の細部を詰めず

に公表したことで迷走を招いた。

 時間はあったはずなのに、議論は尽くされなかった。しかも所得制限に関する麻生首相の発言は揺れ動き、

閣内の意見も分かれた。トップが思いつきのように物を言う。それが波紋を広げる。こんな不安定な政治では先

行きへの懸念が募るばかりだ。

 自ら明確な指示を出さず、流れに任せる麻生首相にリーダーの資格はあるのか。「選挙の顔」として選ばれ

た首相の限界がきたとしか思えない。

                                               [新潟日報1113日(木)]

<定額給付金>「所得制限」めぐり衝突

                                    1112230分配信 毎日新聞

 総額2兆円規模の定額給付金(仮称)の支給対象を巡る政府・与党内の混乱の背景に

は、景気対策と迅速性を重視する「全世帯給付派」と、「ばらまき批判」をできるだけ抑え

ようとする「所得制限派」の衝突があった。さらに、首相がいったん「全世帯」と打ち上げな

がら、所得制限を容認するよう発言を転換したことが混乱に拍車をかけたため、与党か

らは官邸の調整能力と首相のリーダーシップを疑問視する声が噴出。年内衆院選を見送

、実績づくりで政権浮揚を図るようかじをきった首相だが、スタートからつまずいた形

だ。【犬飼直幸、西田進一郎】

 首相が定額給付金を「全世帯対象」と発表した翌日の10月31日。首相官邸で開かれ

た経済財政諮問会議は、高額所得者を除外するか、全世帯配布かで意見が衝突した。

 民間議員「豊かな家計ではあまり消費喚起の効果がない」

 鳩山邦夫総務相「単純に手間暇を考えた場合、地方自治体の窓口で配ることになると、

どこまでできるかという問題との闘いだ」

 民間議員「やはり上限をどこかに置いた方がいい。自主的申告という考え方もあろうか

と思う」

 結局、進行役の与謝野馨経済財政担当相が「所得制限を設けないとも設けるとも、実

はどちらにも決めていない」と議論を引き取り、首相の「全世帯配布」の方針をあっさり撤

回した。財政再建に重点を置く与謝野氏は、そもそも財政支出を極力抑えたいとの立

場。給付金の景気対策としての実効性にも疑問を抱いており、翌11月1日にはテレビで

「高い所得の世帯にお金を渡すのは常識から言って変だ」と語った。
 

これに対して、巻き返しに出たのが景気対策重視派だ。中川昭一財務・金融担当相は4

日、「事務手続きをやっていくとかなり時間がかかる。年度内で迅速にという観点からは

一律にやらざるを得ない」と与謝野氏の意向に猛反発した。

 しかし、この時点では、首相は与謝野氏に傾いた。首相は中川氏発言の4日、「貧しい

とか生活に困っているところに出す。豊かなところに出す必要はない」と与謝野氏に同調

した。ただ迷走する首相に対しては、与党内から「首相の指導力不足」などの声が噴出し

た。

 10日には、事務作業の膨大化を懸念する自治体を代表し、全国市長会長の佐竹敬久

秋田市

長が「所得制限なしが望ましい」と会見で表明。現場レベルからの「反対」に、首相

もようやく、高額所得者に自発的な辞退を促すことを明確に示した。当初、優勢だった

謝野氏も11日には渋々追認するしかなかった。

 こうした中、民主党の小沢一郎代表は11日

神戸市

内で記者団に対し、首相が高額所

得者の自発的な辞退を促す方針を示したことについて「与謝野さんが言っているように

『自発的に辞退』というのは制度じゃない」と、首相を批判したうえで与謝野氏にエールを

送った。

 与謝野氏が首相の「全世帯配布」方針に強く異を唱えたことについて、自民党幹部は

「これまで黒衣の調整役だった与謝野氏が首相の意向を平然と無視したのは、次期首相

を目指すという政治的野心が生まれているからだ」と指摘。小沢氏の発言も、次期衆院選

後の政界再編を視野に置き、与謝野氏に秋波を送っているとの見方も自民党内で出てい

る。

 うんざりムードも

 定額給付金を巡る政府方針が二転三転したため、自民党内ではうんざりした雰囲気が

漂った。党内では元々、定額給付金の導入に慎重論が根強かっただけに、調整にかか

わった党幹部が「やるべきではなかった。財源は税金ということを忘れてはいけないし、

胸が痛む」ともらすなど、正式決定前に制度そのものの是非論まで再燃している。

 自民、公明両党は11日、政調幹部が電話などで最終調整を行った。12日の幹事長、

政調会長などの会合で決定する方針だが、検討対象は「給付金」という名称の変更まで

拡大。笹川尭総務会長は11日の記者会見で、「支給でも給付でも一緒だが、(名称で)

迷うなら、鉛筆を転がして、神に委ねるしかない」とあきれ気味に語った。

 定額給付金制度は政府・与党の掲げた追加の経済対策の目玉。迷走の原因が首相自

身の発言のぶれにあり、与党内には「普通は発言する前に調整しておくものだ」と、首相

の政策決定手法への不満がくすぶる。自民党内では「こんなことで、次期衆院選のタイミ

ングを判断できるのか」(幹部)として、政権運営への懸念も出始めている。

定額給付金迷走 首相の「信念」が見えない

 追加経済対策の柱として打ち出された二兆円に上る定額給付金の支給対象をめぐり、麻生太郎首相の発言

がぶれた。この迷走ぶりにはあきれるほかない。

 先月三十日の会見で「全所帯に実施する」と明言していたにもかかわらず、四日には「豊かな人に出す必要

はない」と変わった。食い違いを指摘されると「全部調べられないから全世帯と言わなきゃ駄目だろう」と理解し

難い釈明をした。

 定額給付金は「ばらまき」の色が濃い。単年度限りの支給でどれほど景気浮揚につながるのか疑問符が付

く。だが、首相の態度には別の意味で懸念を覚える。リーダーとしての信念の欠如を思わざるを得ないからだ。

 生活支援という視点で考えれば、定額給付金の支給対象に高所得者を含めることに異論を唱えるのは妥当

といえる。半面、高所得者の除外が見送られた背景には膨大な事務作業を省き、迅速な制度実施を図る狙い

があった。

 問われるべきは、制度の根幹部分について政府や与党内で十分に詰めの作業をすることを怠り、発表後に

修正に言及する安直な姿勢である。所得制限を行うかどうかで閣内不一致が表面化したのもそのせいだろう。

 与謝野馨経済財政担当相は「二千万円も三千万円ももらっている人への生活支援はおかしい」と述べ、中川

昭一財務相は「迅速性が大事」と否定的な見方を示した。経済閣僚の意見が割れる景気対策では実効性が

疑われる。

 首相の意向を受け、一定年収以上の人に自発的な給付辞退を促す案が浮上している。具体的な配布方法も

これから決まる。泥縄もいいところではないか。野党でなくとも「思いつき」「場当たり的」と言いたくなる。

 「現在の経済状況は百年に一度の金融災害」「大事なのは生活者の暮らしの不安を取り除くこと」。首相は

追加経済対策発表に当たり、こんな認識を示した。しかし定額給付金をめぐる混乱からは国民の生活を守ろう

という真摯(しんし)な思いは伝わらない。

 金額はともかく、これで景気対策の目玉とはいかにも軽い。総選挙をにらんだ施策の限界が露呈したようだ。

 首相は追加経済対策に併せて三年後に消費税率を引き上げる考えも示したが、選挙への影響を案じる与党

の動揺を踏まえ「景気が回復し(経済の)パイが大きくなる前提がないと増税は難しい」とトーンダウンさせた。

就任時の威勢の良さはどこへいったのか。

 二度の政権投げ出しの後に発足した麻生内閣である。首相がふらふらしていては国民は心配になる。政権

の今後に対しても不安が膨らむ。

                                                 [新潟日報117日(金)]

社説:定額給付金 支離滅裂な施策はやめよ

 政府・与党が追加経済対策の目玉と位置付けている定額給付金について、法律による所得制限は行わないことで合意した。高額所得者には自発的な受け取り辞退を促す方式とする。この種の措置で、受け取る受け取らないを本人に任せることは前代未聞である。

麻生太郎首相が年度内給付にこだわったためだ。これは連立与党、公明党の強い要望でもある。自民党は給付金の名称は、施しの意味合いが強いということで、変更を検討している。

追加経済対策は「生活対策」と銘打たれているように、景気後退で苦しくなっている家計へのテコ入れが最大の眼目だ。これまでの景気拡大では、輸出業種を中心に大手企業は過去最高の収益となったが、賃金やボーナスなど従業員への配分は限定的だった。中小企業も下請け代金などを抑えられており、好況を実感していない。

 減税や給付金を実施するのであれば、そうした政策目的に合致していることが何よりも重要である。その上で、効果が期待できる方式でなければならない。

 この二つに照らし合わせて、今回の定額給付金は支離滅裂な制度である。

 定額給付金は福田康夫前内閣時代の8月末に決定された緊急経済対策に盛り込まれた定額減税から始まっている。総選挙をにらみ公明党の顔を立てたが、「金で票を買うのか」という批判があったように、評判はあまり芳しくはなかった。

 その時点では、年末の税制抜本改正時に制度設計するとされ、税の専門家などによる議論の余地もあった。麻生首相の全世帯実施発言後も、「高額所得者を含めるのは筋が違う」「所得制限は必要」などごく当たり前の主張も、閣内や自民党内から出された。これを受け、麻生首相も途中、やや揺れたが、結局、早期実施にこだわった。一方で、総選挙は先送りされた。

 このつけは大きい。与謝野馨経済財政担当相も指摘する社会政策的な生活支援制度という枠組みは、ばらまきの前に雲散霧消してしまった。しかも、麻生首相は景気回復を見定めたうえで、3年後をめどに消費税引き上げをお願いすると発言している。将来の負担増を考えれば、1人当たり1万2000円の給付金で追加的消費需要が生まれることは期待できない。

 財源措置は、本来なら国債残高を減らす目的に使われる財政投融資特別会計の金利変動準備金だ。麻生首相は赤字国債に頼らずに政策を実施するというが、実質的に赤字国債発行と変わりない。

 政策目的が不明確で、効果も疑わしく、財政にも負担をかけるような定額給付金は白紙に戻すべきだ。生活対策というのならば、低所得層などに対象を絞った減税や、大胆な非正規雇用対策を講ずるのが責任ある政治の務めではないのか。

以上が報道での麻生首相の迷走に関する記事ですが、いまだに納得のいかないのは私

だけなのでしょうか?

最初、生活支援するんだと貧困層の救済のようなことを言っていたのが、今度は景気刺

激になると言う。

何を根拠に言っているのか、周りに言われるとすぐに”ああそうか”と安請け合いして人の

言葉に振り回されるので、自分自身の考えではないので後で矛盾が生じる発言になる。

なんとも言葉の軽い前代未聞のおそまつな誰でもなれるような首相のように思われて非

常に残念だし、自民党には他にまともに話のできる議員はいないのか?

もうそろそろ、若手に後を任せてはいかがか。

すくなくとも自分の言葉に責任の持てる人に任せるべきである。

朝令暮改では困るのである。

何を信じればいいのか、国の代表が言うことが2転3転してもらっては、国民の私たちは

どうしたらいいんでしょう、麻生さん、教えてください。

あなたは、二言目には、私は会社経営をやっていたので景気対策は十分に分かっている

などと言うが、本当に会社経営をやっていたのか、信じられないように思えて仕方がない

のです。専務や常務がすべてやってくれていたから、社長でいられたのではないのか、

ただ気分だけは、社長をやっていたとの錯覚に近い思いだけが残っているのでは?

もっと、国民の立場、とりわけ弱者や貧困に困っている人をいち早く救う対策を打つべき

で、天下の愚策といわれる、公明党の感覚のおかしな「定額給付金」の提案に振り回され

るのでは

なく、自分が納得する政策を実行するよう、より国民の感覚に近い目線での対策

を切に希望するものです。

弱者を救う生活支援かと思いきや、億円長者にも公平だからということで同じように

1万2千円をばらまくという。

必要のない者にも、いらないと言う人にもばらまくと言う。

この感覚が全く理解できないのですが、あなたは貰うのですか?あるいはどこかへでも

寄付でもするのでしょうか?

本来の目的のためにはもっと、効果のあることに使うべきでは?

いろいろ提案している人がいるじゃないですか?

学校の耐震化やそのほか多数の提案がなされておりますが、あなたの耳には入らないの

でしょうか?

毎日のようにホテルで飲んでばかりいないで少しは真剣に”毎日の暮らしに困っている人

がいることについて考えてみては”と思いますよ。

アメリカからの経済危機だと他人事のように言っている場合じゃありません。

起きたことについては、それに対処しなければいけない。

そのためにあなたがいるんじゃありませんか?もっと責任を感じてください。

言いたいことは、つきませんが、とにかくいち早く対策を一つではなく、次々に打っていか

なくてはならないのです。

飲んでゆっくりしている暇はないのでは?

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